Sassの「変数」の定義と参照の基本ルール。
Sassの変数の使い方を基礎から学びたい!
変数はとても便利な機能だ。プログラミングの世界では当たり前に使われる変数だが、cssで同じように利用できるととても便利!変数の使い方を覚えて、CSSを快適に書いていこう!
今回はSassの「変数」の使い方の基本を、わかりやすく説明しよう!(※SCSS記法で説明)
目次
Sassの変数定義の基本スタイル
Sassで変数を使う時の基本的なスタイルは次のように書く
$変数名: 値;
つまり$
(ダラー)で変数名を宣言して:
(コロン)で値と区切り、;
(セミコロン)で閉じる形となる。
Sassの「変数名に使えない」文字
変数名は、英数字だけでなく-
(ハイフン)や_
(アンダーバー)も使え、日本語も使う事ができる。
しかしルール上いくつか「使えない文字」があるので確認しておこう
- 数字から始まった変数名(例:
$500box: 500px;
) - 連続した-(ハイフン)から始まる変数名(例:
$--name:#ff9900;
) - @などの使えない記号から始まる変数名(例:
$@name:true;
)
Sassの変数の「値」に使える内容
Sassの「値」として使える内容は主に
- 色
- 数値
- 文字列
- リスト
- 真偽値(true,false)
- Null
実際にわかりやすい実例で解説していこう!
Sassで良く使う「変数の使用例」
「色」に対して変数を使う例
$base-color: #333;
p{
color: $base-color;
}
p{
color: #333;
}
「数値」に対して変数を使う例
ボックスの幅や、線の太さなどの数値を変数として指定する事ができ「単位あり、単位なし」どちらでも使える。
$box-size: 400px;
.box{
width: $box-size;
}
.box{
width: 400px;
}
「文字列」に対して変数を使う例
ファイルパス名や、クラス名などの文字列を変数として使うことも可能だ。
ただし文字列の場合「変数の値」の指定は""
(ダブルコーテーション)で指定する。
変数の呼び出しには#{}
(インターポレーション)と呼ばれる形式で呼び出すことで、変数が使えない場所でも使用可能となる。
わかりやすく例で見ておこう。
$pass: "../img/";
div{
background: url(#{$pass}haikei.jpg);
}
div{
background: url(../img/haikei.jpg);
}
変数のスコープ(参照できる範囲)
変数は基本的にソースコードの「先頭から順番に読まれていく」ので、呼びたしたい変数は、必ず表示する場所よりも「前に」記述しなくてはいけない。
p {
color: $base-color; //参照できない
}
$base-color: #333;
span{
color: $base-color; //参照できる
}
ただし、いくら前に記述した変数でも、入れ子(ネスト)内に書かれた変数(ローカル変数)は、その入れ子外から参照することはできない。
例外として「!global」フラグをつければ、グローバル変数として認識され、参照可能になる。
&sp-color: #ff0; //グローバル変数
#main{
width:500px;
$base-color: #333; //ローカル変数
$new-color: #fc0 !global; //ローカル変数のグローバル化
span{
color: $base-color; //参照できる
}
}
p {
color: $base-color; //ローカル変数は外から参照できない
}
h2{
color: $sp-color; //グローバル変数なので参照できる
}
h3{
color: $new-color; //!globalフラグがついてるので参照できる
}
まとめ
このように、Sassの変数はルールを理解すれば、とても便利に使え、大規模なサイトで上手に使うと、修正が入った場合などのメンテナンスが非常に楽になる。
まずは基本の変数を覚えて、少しずつステップアップしていこう!
※当記事の掲載内容は執筆現在の個人の見解・調査によるもので、動作・サービス等を保証するものではありません。最新情報は各公式サイトでご確認頂き、購入・契約・データ作成等はご自身の判断・責任でお願いします。 免責事項
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