PHPの独学！挫折しないおすすめ勉強方法！

2022年6月1日

人気のPHPを学んでみたいけど、挫折しない学習方法が知りたい！

確かにPHPは需要も高く、企業の採用でも人気の言語であり、学習難易度も他のプログラミング言語にくらべてかなり学習しやすい言語。

実際に私も学習してみて「PHP + Laravel」でWebアプリを作れるレベルにまでなれたので、これまで学んできた流れを踏まえて、PHPでWebアプリを作れるレベルになるまでの学習方法を解説していこう！

PHPに必要な学習内容

PHPでWEBアプリを作成する為の学習といえば「PHPの文法や関数などの勉強」を思い浮かべるだろう。

しかし実際「PHPの文法や関数」は学習の一部に過ぎず、それ以外にもPHPに付随する様々な内容を学習しなければならない。大きく分類すると次のような内容となる。

PHPに必要な学習内容

HTML・CSS
PHPの環境構築
PHPの学習
データベースについて
Laravel（PHPフレームワーク人気No1）
オリジナルWEBアプリ作成

上記の内容を順番にくわしく見ていこう。

HTML・CSSの学習方法

PHPなのに「HTML・CSS・の学習が必要なの？」と思う方もいるかもしれないが、PHPはWEBに特化したプログラミング言語。

他の言語のように「機械を制御したり、家電を制御したり、ロボットを動かしたり」するのではなく、PHPは「インターネット上で使うために作られた言語」なので、WEBサイトの見た目を作る「HTMLやCSS」を知っておかないと、「人に見せれる形」として作成する事ができない。

HTML・CSSの学習におすすめの書籍

HTML5・CSS3でのコーディングを独学で学ぶ際におすすめの書籍はこちら！カナダやイギリスなどの企業で働いていた経歴を持つ、WEBクリエイターボックスで有名なManaさんの著書。

この本は、HTML・CSSだけでなく、PCやスマホの両方に対応するレスポンシブコーディングのやり方や、WEBデザインまでの一連の流れを実際に作りながら学べ、本の通り進めれば、プロが作るようなWEBサイトが出来上がるという一冊。初心者の方が手を動かしながら手軽に学べる入門書としておすすめ。

HTML・CSSはこのような書籍の入門書だけでも十分概要を学ぶ事は可能だ。

PHPの環境構築方法

PHPは、HTMLやCSSなどのようにブラウザ上だけでは動作せず、WEBサーバーにインストールしてはじめて動く「サーバーサイド」の言語。

つまりPHPを動かすためには本来「WEBサーバー上でPHPの実行環境」を作らなければならない。

この環境構築が初心者がまず最初につまづくポイントであり、これをできるだけ簡単に済ませたい。

ローカルに簡単に構築するPHPの実行環境

PHPの実行環境には一般的にLAMPと呼ばれるLinux、Apatch、Mysql、PHPが必要となる。

これらを、AWS（Amazon Web Service）のような「クラウド上で環境構築」する事も可能だが、有料であったり英語であったりと、初心者には若干ハードルが高いので、少しでも簡単に構築するには、最初は「ローカルでの環境構築」がおすすめ。

ローカル環境構築には有名どころだと「XAMPP（ザンプ：Windows）や MAMP(マンプ：Mac)」の他「Docker（ドッカー）やVagrant（ベイグラント)」などがある。

XAMPP・MAMPとDocker・Vargrantの違い

まず「XAMPP」と「MAMP」の違いは、WindowsかMacかという違いで、Windowsの方はXAMPP、Macの方はMAMPを使うという認識でOK。

XAMPPやMAMPは「WindowsのOSやMacOS」に直接「Apache、Mysql、PHP」をインストールする形で動く。

それに対し、DockerやVargrantは「ローカルに仮想環境（Linux等）を構築し」そこにApacheやMysql、PHP等をインストールするという違いで、より本番の環境に近くて良いのだが、自由度が高い分、環境構築するのにコマンドを打ったりと敷居が少し高いので、初心者がまず最初に環境構築する場合は、XAMPPやMAMPがおすすめ。

逆に最初からサーバー周りもしっかり学習したい方は、DockerやVagrantを使うのもアリだろう。要するにどこに力をいれて学習するか？という違いで、まずはPHPやフレームワークの学習に力を入れたいのであれば、最初の段階で挫折しないように前者を選ぶといいだろう。

XAMPP・MAMPの環境構築方法

XAMPPやMAMPでの環境構築は「ネット上で調べれば簡単にできる」レベルであり、わざわざ書籍などを購入しなくても、ググるだけで十分構築可能。

具体的に言うと「XAMPP or MAMPをインストールするだけ」で環境構築は完了で、あとは簡単に使い方を調べればOKなのだ。

PHPの文法・基礎の学習

ようやくPHPの学習だが、ここが一番やりがいのある学習と言っていい。やっぱりプログラム独特の「書いて動く」という実感を感じれる部分であり、環境構築などの退屈なものと比べると楽しんで学習できる。

ただし、PHPの学習は文法や関数だけでなく「変数、定数、演算子、条件分岐、繰り返し構文、配列、HTTPリクエスト、バリデーション、セキュリティー、正規表現、オブジェクト指向の設計、クラス、ファイルの操作等々」といった沢山の事を学ばなければならない。

PHPのおすすめの書籍

超初心者の入門書としておすすめの一冊。初心者には不要な難しい説明を省いて、必要な部分だけわかりやすく解説してあり、サクサク進める事ができる。書籍なので各ツールのバージョンなどは現時点のものに置き換えて学ぶ必要があるが、調べてすすめる事で初心者でもしっかり基礎が学べる内容となっている。

オンライン学習サービス

書籍だけでは理解が難しいという方は、Progate（月額1,078円（税込））といったオンライン学習サービスを利用するのもアリ。

Progateは、オンラインのプログラミング学習サービスで、直感的な操作で進めやすく、ゲーム感覚でプログラミングを学べるサービスで、手を動かしながら学べるので、書籍をただ読むよりも圧倒的にわかりやすく学べる！

動画学習サービス

Progateは初心者に分かりやすく学習しやすいのだが、少し冗長に感じる場合もあるので、自分のペースでサクサク学びたい方は「Udemy 」という買切りの動画サービスを利用するのもひとつ。

Udemy は、各分野のプロが達が、初心者でも分かりやすいように作成した動画を集めた、1000円前後〜の低価格な有料動画を提供するサービス（一部無料動画もあり）。

Udemyの審査を通った有料動画なので聞き取りやすく、丁寧に説明がされているものがほとんどだが、個人が作成した動画なので、わかりやすい動画とそうでないもののバラつきがあるので、気に入った作者がみつかれば、おトクに学ぶ事ができる！

データベースの学習

データベースとはサーバー上に格納されている情報網であり、無数の情報の中からユーザーが必要なものだけを抽出して表示させたり、逆にユーザーが入力した情報をデータベースに格納したりして使うもので、WEBアプリ開発においてデータベースは必要不可欠な存在である。

データーベースの学習では、「Mysql」のようなデータベース管理システムで、SQLというデータベース専用の言語を使って「情報を抽出・格納する」術を学ぶ必要がある。

データベース管理システムには、さきほど挙げた「Mysql」が最も利用されており、その他にも「Oracle Database」や「PostgreSQL」「SQLite」「MariaDB」などもありそれぞれ特性があるのだが、まずは最も一般的な「Mysql」の操作に慣れる必要がある。

データベース学習のおすすめ書籍

とにかくSQLの解説がわかりやすく、それぞれの章に問題がついているドリル形式で学べ、初心者の方がデータベースやSQLを理解するうってつけの良書。

独自で用意されたdocoQLが使いにくい場合は、MySQLやPostgreSQLでの対応も書かれているので置き換えて学び、またKindle版は不具合報告が多いので、書籍版の購入がおすすめ。

Laravel（PHPフレームワーク人気No1）の学習

Laravel基礎

Laravel（ララベル）とはPHPの中でも圧倒的に人気No1のフレームワーク。

フレームワークを使わずPHPだけでもWEBアプリを作成する事も可能だが、作業工数が圧倒的に変わる事から、特に企業でのWeb開発では必ず何かしらのフレームワークが使われているといっていい。

Laravel以外にもCakePHP（ケイクピーエイチピー）、zend framework（ゼンドフレームワーク）、Symfony（シンフォニー）、codeigniter（コードイグナイター）などがあるが、特にこだわる理由がなければ、多機能かつプラグイン開発も盛んで情報も多く、企業での採用率も高い「Laravel」を学ぶ事をおすすめする。

フレームワークのメリットをわかりやすい例で言えば、「ログイン機能」をPHP単体で作ろうとすれば相当骨の折れる作業となるが、フレームワークを使えば「ログイン機能」があらかじめ用意されており、簡単に実装可能となる。

つまりフレームワークを使えば、ログイン機能やユーザー登録機能のような、WEBアプリに一般的に使われる機能は、フレームワーク側で準備されており、簡単なコードで実装できたり、セキュリティ面でも安心できるというメリットがある。

Laravelはどのバージョンを学習すればいい？

Laravelにはバージョンがあり、そのバージョンの中でも「長期サポートバージョン（LTS）」というものが存在し、執筆現在最新の2022年2月にリリースされた「Laravel 9がこの長期サポートバージョンにあたる」ので、今から学習するのら「Laravel 9」か、その前の長期サポートバージョンである「Laravel 6」を学習すると良いかもしれない。

ただしLaravel 9はまだ情報が少ないので学習が大変な面もあるが、先行者有利を取れるという意味では頑張って勉強する価値はある。

しかしバージョンが違えど、まったく内容が変わるという事では無いので、まずは情報が揃っているLaravel 6や自分が参考にする書籍や動画などに合ったバージョンから学習し、その後最新バージョンとの違いを補完するのが無難と言える。

Laravelのおすすめ学習方法

Laravelの学習となると、実際に「何かのWebアプリを作る事を目的として」アプリを作りながら学習するのが、最良の学習方法となる。

作りたいものから逆引きしてUdemy などの動画を購入したり、動画だけではわからない点を書籍やLaravel公式サイトを見ながら学習するという流れが良いのではないだろうか？

オリジナルWEBアプリの作成

ひと通りの学習が終わったら、今度は実際に自分ひとりでWEBアプリを開発する練習をしてみよう！

自分が作ってみたいWebアプリを考えて、オリジナルアプリを作る事で、それまで学習してきたおさらいに加え、足りなかった部分の学習や、もっと便利な機能にする為に、新たな技術を調べたりしながら、WEBアプリの形を作り上げよう！

オリジナルアプリを作成する場合は、いきなり作り始めるのではなく、設計から考えて、データベースの構造や、使いやすいインターフェイス、必要な機能の洗い出しやサイトマップなど、プログラムを作る前の下準備の段階も重要となってくる。

書籍などに乗っている「練習で作る既存WEBアプリの模倣」と違い、正解も無いので全て自分で考えなければならないのだ。

おすすめの学習方法があるとすれば、他の類似するアプリを研究して部分的に参考にしながら作るのが最も近道の方法では無いだろうか？

その他の学習

上記に挙げた学習内容以外にも、「GITなどのバージョン管理」や、「本番サーバーの構築」、「サーバーへのアップロード」や、「ドメインの取得」や「ネームサーバー等の反映」など、実際に作ったWEBアプリを運用するには、その他にも細かい内容を自分で調べながら学ばなければならない。

ここまでの学習内容を見ると「かなり多くの事学ばなければならない」と感じ、学習期間や学習スピードを上げる為の方法や「自分ひとりでの学習では挫折するのではないか？」と不安に感じてくるのではないだろうか？

PHPを挫折せずに学習するには

ここまで見てきたPHPに付随する学習内容を全て、初心者がひとりで独学で学習した場合、かなりの時間と根気とモチベーション持続を要する事となり、正直私が実際に学習した経験上「よほどの必要性にかられない限り」ほとんどの人が挫折する事が容易に予想できる。

相談できるブレーンとなる人無しの、完全に一人の独学で学習をすすめる事で「ゴールがどこなのか？」「学んでいる事は本当にあっているのか？」「エラーで学習が進まない」「セキュリティーは大丈夫か？」「一般的な作り方となっているか？」「書籍には乗っていない事」等々、わからない事だらけとなり、結局最後まで学習を終えられずに途中で挫折する事になる人がほとんどと言っていい。

では挫折しないようにするにはどうすれば良いのだろうか？

誰か質問できる人やメンターの力を借りる

友達や知り合いにプログラミングができる人がいれば、ある程度お礼をする事を前提に、質問させてもらう様お願いするのも１つの手段。

もし知り合いにいなければ、メンターのマッチングサービスで「メンターを雇う」のもアリかもしれない。安いところだと「1回平均3000円前後〜」雇う事ができるので、仮に全てマスターするのに6ヶ月かかったとして、週2回 ✕ 24週で、48回雇えば、約144,000円という金額でそこそこかかってしまうので、ギリギリまで依頼回数を減らして学べるならアリかもしれない。

ただし、学習する内容などは基本的に自分で準備する事になるので、その金額を払うなら、講師が付いて学習内容もカリキュラムも用意されている、オンラインスクール等で学んだほうが、お得かもしれない。

オンラインスクールの力を借りる

PHPの学習を挫折せずにスピーディーに完了させるには、疑問点を解決してくれる講師がついて、学習内容やカリキュラムも準備されている、オンラインスクールなどで学ぶのが一番近道かもしれない。

初心者には難しい内容であったり、学ぶ事が多く時間がかかってしまいそうな内容であっても、疑問点をすぐに聞ける講師がいればそんなに難しい事ではない。

かくいう私もPHPの独学に挫折した一人であり、実際にPHPを学べるオンラインスクールの力を借りて学習をした一人なのだ！

かといって「一般的な教室型の大手スクール」は50万円〜100万円と高額となるので正直難しい。

もちろん私にもそんなお金は無かったので、もっとお手頃で効率的に学習できるオンライン型のスクールを探して受講したので紹介しよう！

PHPが学べるお手頃価格のプログラミングスクール

初心者向けのPHPが学べるお手頃価格のおすすめのスクールは「CodeCamp（コードキャンプ）」というスクールで、実際に私が利用したスクールでもあり、業界でも最安値級なお手頃価格で学べるオンラインスクールだ。

私はその他数十のスクールを片っ端から調べた結果、特に初心者にめちゃくちゃ相性がいいこのスクールにたどりついた。

WEBマスターコース
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